コピーする人は、協業しない

今月は、ガウディの一連の言葉を毎週1行ずつにわけてご紹介しています。

バルセロナで仕事をしていた時に、あちこちの美術館や著名な建築物などを見て回っていたのですが、その時に、はじめて、ガウディの一連の言葉の中のこの1行を読んだ時に、「深いな」と思いました。

当時、本業のビジネスでは新規事業の立ち上げ等をやっていたのですが、ディスカッションした相手が1か月もしないうちに「弊社はこのようなサービスを立ち上げることにしました」とプレスリリースを出したのです。顧客分析もビジネスモデルも私がパワポで作っていたものをそのまま使われていたこともあり、先方にどういうことなのかメールをしたところ、電話がかかってきました。

「社内の受けがよかったんで、弊社でリリースすることにしました」

私のアイディアですよね? 
うちの会社と一緒にやる件はどうなるんですか? 
NDAありますよね?

あれこれ聞いてもなしのつぶて。

協業する気はなく、アイディアだけパクられたと怒っても後の祭りでした。

上司に相談したら、きちっと練っていたのはこちらで、その内容は全部は出していないから、そのうち行き詰るかもしれないし、自社だけで立ち上げることは難しいものだったのだから、パートナー企業にアプローチした時点で、パクられるのは覚悟でやる必要があったと思う。彼らが簡単に立ち上げられるならそれは参入障壁が低いということだから、うちの会社でやっても大きなビジネスにはできなかったかもしれないから、さっさっと気持ち切り替えて、次のプロジェクトへ行こうというようなことを言われて、「パクる人ってパクって逃げるんだな」と思ったのでした。

その一連のことを、ガウディの言葉を見ながら思い出し、「深い・・・」となったのでした。

関連記事

  1. ありとあらゆる人生への好奇心が、偉大な創造者たちの秘密だと思う

  2. 新しい芽を育てる。これが人間の一番美しいところ。

  3. ある決定的瞬間に集中できない奴はだめだ

  4. 「すばらしいアイデアを得たいのならたくさんのアイデアを出すことだ」

  5. できると思えばできる、できないと思えばできない。

  6. 新しいアイディアには、次の3つの時期がある

  7. 良い広告というのは単に情報を広めるだけではない。それは願望と信念によっ…

  8. 最終的に私たちを救うのは、芸術家であり、蝕知者であり、思想家だ。

2022年10月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート