己の新しき作品のために、自然の法則に目を向けるものは、創造者と協業する

「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」(ガウディ)と言っていたように、ガウディは自然の観察に重きを置く人でした。

創造性を自然に見出したのは、ガウディが初めてではなく、いろいろな人が自然と創造性について語っています。ガウディを紹介すると決めた後、ガウディの一連の言葉を訳していた時に思い出したのが、この本です。

太刀川英輔著『進化思考』です。私は約1年ほど前に初めて読み、その後何度か読みなおしているのですが、生物進化の仕組から創造性を体系化している本です。こちらの研究会でも、2021年9月に、横河電機の伊原木さんがレビューを書いてくださいました。

ここでも、「進化すなわち創造性はこの時空観学習の観点とその繰り返しによるトレーニングから生まれる」と書かれています。

ガウディもきっとここで説明されているスキルを使って、彼ならではの視点を育てていったのかなぁ・・・ なんて思いをはせています。

こちらの本、まだ読んでいらっしゃらない方がいたらぜひお手に取ってみてください!

Kindleもいいですが、この本は装丁が素敵なので、ぜひリアルで読んでいただきたいなぁと思います。

関連記事

  1. 芸術家は火を起こす前に閃光を創り出さなくてはならない

  2. 天才たちの表現形式は、彼らの魂と同じくらい様々である

  3. 創造は人というメディアによって絶え間なく続く。

  4. 自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない。

  5. どんなに苦しいことがあっても、必ずベターな道がある。

  6. 未完を楽しむ

  7. 私たちの最大の弱点は諦めることにある

  8. 空想とは創造の始まりである。自分が望むものを空想し、次にそれを望み、そ…

2024年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート