5週にわたってガウディの一連の言葉をご紹介しました。今日は最後の一文です。
ガウディは、幼いころ、体があまり丈夫ではなく、リュウマチにも苦しめられていたそうです。病弱だったため、同じ年代の子どもたちと遊ぶことは難しく、一人静かに紙細工を作ったり、日々の生活や周りの自然など、いろいろなものを観察していたといわれています。
その後、建築家になるために専門学校に行っているときは、設計図に周囲の人物や場面などが描かれていて、設計図としての評価はよくなかったけれども、そこに描かれているものの表現力は評価されていたようです。
自然法則を利用した建築物を作ったガウディの独創性(オリジナリティー)の起源(オリジン)は幼少時代にあったようです。
だから、オリジナリティーには、起源に戻るという意味がある
ガウディ
この最後の一文にたどり着くわけですね。
独創性を探すときには、自分の”オリジン”を探ってみると、そこに解がありそうです。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。