飢饉の予兆は自然が教えてくれるのだ

不況の予兆はすでに足元にあると思い、起きた時には、

どう行動すべきか決めておくべきである。

『二宮尊徳と創造経営』p.162

この章では、天文から学ぶをテーマに二宮尊徳のことを説明しています。尊徳は幼少から困難の連続であったことから、困難に直面したときに、なぜこうなったのかを冷静に分析し、日誌を書き続けていたそうです。

現在、新型コロナウィルス感染症の変異株の拡大で、首都圏・関西圏は緊急事態宣言下にあります。

しかし、これらの流れも、現在の資本主義の発展と環境問題の中で大きく見えていたことですし、また、変異株拡大による第4波も昨年から想定されていたことで、事態が想像できなかったわけではありません。

GE時代に、シナリオを3つ用意するということを叩き込まれました。このままでいった場合のノーマル・ケース。すごくうまく行った場合のベスト・ケース。最悪の事態が起きた時のワースト・ケース。ワースト・ケースでは、天災、人災等あらゆる悪いことが起きたことを想定し、その時にどうするのかというのをあらかじめ決めていたのです。あらかじめ書き出しておくと、想定外のことが起きても、調整がつけられます。そして、売上面の着地点はノーマル・ケースに行くようにするのです。

シナリオを作ると、近未来への「流れ」を意識しながら、今と未来を行ったり来たりできるようになります。
過去の惨事を参考にしながら、過去と今を行き来しながら、未来を考えるということもするようになります。

そして、本当にそれが起きるのかどうか、未来はどうなっていくのかを考えるために、社会についての洞察をするのです。

アート思考では、自分の感情を深堀するという自分軸だけでなく、社会がどのようになっていくのか、下記の図のように洞察力も求めらています。

イノベーションでも、自分の心の中から湧き上がるものと、社会が求めているものが合致して始めて大きなマーケットができ、人々の生活を支えていくものとなっていくと思います。

大きな流れを見ること、そこに不安な要素はないか、予兆はないか。変化に気づく力も大切です。

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