この世にノートとおしゃべりするくらい楽しいことはありません

田村セツコさんだけでなく、以前研究会にご登壇いただいた仰木日向さんなど、いろいろなアーティストの方がたに共通しているのが、メモ魔。

私もアーティストの端くれですが、かなりのメモ魔です。

私は田村セツコさんとはちょっと違って、何にでも書くというよりは、このノートにはこれを書く、このノートにはこれ、と書くものを分けています。でも、紙がないと困ることがあるので、ケータイに入れたり、いつも持っているバッグに超小型のメモ帳をいれてあり、そこに書いたものを毎日書くべきところに貼り付けたり書き直したりして分類しています。

ノートと向き合っていると、セツコさんではありませんが、「あぁ自分ってこんなことに悩んでいたんだなぁ」とか、「これとこれを結びつけるとすっごく面白い演奏会ができそう」とか、「こんなことを考えている人がいるんだ、面白い。いつか会いに行こう」とやりたいことがどんどん増えていって、とっても楽しいです。

原稿を書くときは、私は自分の経験から書籍や記事を書くこともあるので、昔の日記帳や手帳、ノートに戻って、その時のことを思い出しながら、先輩がいったことばやもらったアドバイスなどをまとめていくケースが多いです。『ミリオネーゼの仕事術[入門]』などの本は、ほとんど過去の日記からの抜粋で作りました。

真っ白のノートを自分がピンときた言葉やもので埋めていく。

それが私だけの1冊となり、私の創造力の源になっていると思います。

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