夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること

実は同じようなことを声楽の先生からも、この研究会の共同代表をしている浅井由剛さんからも言われたことがあります。

社会人になり、演奏会で演奏するときはどうしてもコストの関係からピアノ伴奏となってしまいます。しかし、私はどうしてもある曲をオーケストラで歌いたかったのです。

その曲は、グリエールの「コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲Op.82」。

「絶対にハープも入れてオケで演奏する!」と宣言し、オーケストラと一緒に演奏できるという特典がついたコンクールにまず挑戦。そこで無事入選を果たし、オーケストラとの演奏できるチケットをゲット。その後、この曲を最大限に歌えるようにするために、真冬のロシアへと旅立つなど、先生から見ても「秋山さん、頭おかしくなっちゃったかも」と言われるほど、狂ったような数か月を経て、無事演奏ができました。

先生もコンサートにお招きしたのですが、先生は歌う私の頭の上に光を見たと言います。そして、光を見たときに、「あぁこうして彼女は夢をかなえていくんだ」と思ったというのです。狂ったように追い求めた結果、夢が叶うのだと思い出させてくれてありがとうとも言われて、私はびっくりしました。

私は小さいころから、「どうしても欲しい!」と思ったら、絶対無理だと思われようが、欲しいと言い続け、手に入れるためにはどうしたらいいのか悩み、人に相談しまくり(する程度ではなく、しまくります)、そして、手に入れてきたから、みんなそうするものだと思っていたのです。

この時、山本寛斎さんが同じようなことを言っていたなぁと思い出したのが今日のこの言葉。

夢を叶えるコツは、狂ったように欲しがること

山本寛斎

ここ最近、熱烈に欲しがることがあまりなかったのですが、どうしてもお会いしたい人が出てきました。来月ご紹介しようと思っているイラストレーターの田村セツコさんです。

子どもの頃すごく好きだったイラストレーターさんだったのですが、大人になってからは忘れていて、去年徹子の部屋に出ているのを幼稚園生の娘と一緒に見て、大好きだった気持ちが思い出されたのです。

私が子どもの頃にイメージしていた「セツコさんはこのまま歳をとったらこんな感じのおばあちゃんになるのかなぁ」と思っていた通りのおばあちゃんになっていて、イラストレーターを現役で続けていらっしゃったのです。

また、娘が「私この人知ってる!いちご新聞に載ってる!!!」と言って、娘が持っていたいちご新聞を見たら、なんとまだ連載されていたのですっ! 80歳すぎて、いちご新聞に、何十年前と同じようなタッチで絵を描かれていたのです。

「この人はなぜこんなにも変わらずにいられるのだろうか?」

その秘密を知りたくなり、本もたくさん出版されていたので、15冊ほど購入したり、図書館で借りて読みました。そして、すっかり田村セツコさんの魅力にハマったのです。

それを、代表幹事を一緒にやっている浅井由剛さんに熱く熱く語り、「会いたいっ!」とあちこちで叫んでいたら、なんと・・・ お会いできることになったのです。

実は、田村セツコさんは、昨年研究会にご登壇いただいた田村慎吾さんのお姉さまだったのですっ!!

私はリアルに田村慎吾さんにお会いしたことはないのですが、浅井由剛さんが懇意にされており、私の熱烈な思いを伝え下さり、お会いできる運びとなったのです。その時に、浅井さんから、「熱く語っていたからですよ」と言われ、切望すれば、夢は現実のものとなるのだと改めて思いました。

…というわけで、来週のこのブログをアップするころには、無事田村セツコさんとお会いできていますように。

3月は、田村セツコさんのご著書等から、田村セツコさんの言葉をご紹介したいと思います。

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