
3月は、ガウディの言葉を紹介しています。彼のいったことばを5週にわけています。
シューペンターが『経済発展の理論(Theorie der Wirtschaftlichen Entwicklung)』の中で、イノベーションを「新結合」として紹介していますが、ガウディも似たようなことを言っています。
しかし、世界に新しい創造などない。
ガウディ
あるのはただ発見である。
ガウディは自然の観察を丁寧にしていた人で、自然の観察の中から多くのものを見出していました。
なにか新しいものを創り出そうとゼロから考えるのではなく、「新結合」させてみる。そこから生まれてくることの方がほとんどなのです。
孫正義さんは、学生時代に毎日無理やり新結合を考えるということをしていたようです。
私も、新規事業開発のネタだしのときには、社内でやっているR&Dのネタを付箋に書き出し、それを今の社会の課題や流行のものと掛け合わせて新しいものができないか、考え付いたもののすべてにビジネスモデルを書いてみるというのを四半期に1度やっています。
頭の訓練である程度思いつくようになるなぁと長年やっていると思います。それらがすべて事業になるわけではないのですが、新しいものを創り出すには既存のものの掛け合わせから作るというのを習慣化すると、いろいろと出てくるようになるのです。

戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。