みまさな、あけましておめでとうございます。
2022年も代表幹事の浅井由剛さんと一緒に、創造性に関する名言を毎週投稿していく予定です。
年末に、ロダン没後100年で史実を忠実に描いた伝記映画『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』をみたこともあり、1月はロダンをテーマに選びました。
バルザック記念像の制作過程に、非常に感銘を受けました。
以前、フランスでプロジェクトをしていた時に、ロダン美術館には何度も足を運び、作品はかなり見ていたのですが、もう一度彼のことを学ぼうと思い、何冊か本を読みました。
映画もよかったのですが、この2つの本にもずいぶんと感銘を受けました。特に、2冊目にあげた、高村光太郎訳の『ロダンの言葉抄』は、どこのページから読んでも、芸術を学ぶ人には示唆の多い本で、たくさんメモを取ってしまいました。
話がどんどんずれていくので、本題である今日の名言に話を戻しましょう。
あなたの中にあなたの知らない
芸術家がいる
彼はどうやって物が月光の下では
違って見えるかなどには興味がない
オーギュスト・ロダン
私はこの一文に出逢ったときに、私の中にもまだ私が知らない芸術家がいる、その芸術家に出逢うために、私はこれからもずっと演奏し続けていくのねと、思いました。
まだ知らぬ自分の中の芸術家を探し続け、自分をどんどん掘り下げていく力。これが、芸術家には必要なスキルだと思いますし、また、創造性を発揮するような仕事をしている人、ビジネスを作るという観点であっても、不可欠なスキルだと思います。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。