子どもが産まれてすぐに、ボールディング著『子どもが孤独でいる時間』を読んで、衝撃を受けました。この本は、BOOKデータベースに次のように紹介されています。
孤独(ひとりでいること)の果実(みのり)はこんなにも豊かです。心の自由、アイデンティティの認識、独創性…。そして、人間には孤独でいるときにしか起こらないある種の内的成長があるのだ、と著者は言います。一般に淋しさや孤立というマイナスイメージ故、子どもと結びつけては考えない孤独の、積極的な意味をさぐります。
BOOKデータベース
子どもの感性を育てるためにも一人の時間がとても大事だということが書かれているのでした。
私は小さいころから一人でいるのがとても好きだったので、なんだか自分の存在が肯定された気持ちになったのでした。
そして、今日ご紹介する田村セツコさんも一人の時間をとっても楽しんでいて、一人の時間から多くのものを生み出してきている方だと尊敬しています。
一人の時間に内的成長をしているのだと思うと、もっと積極的に取り入れたいですね。
忙しすぎる現代の子どもを見ながら、娘が道端にしゃがみ込んで、蟻の行列を何時間も見ているのをぼんやりと見つめながら、そんなことを考えていました。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。