生活なしに芸術を知ろうと思う人は、……芸術まで譲って貰えると思う人だ

なんとも耳の痛い言葉です。

『自伝ーはるかなり青春の調べ』にある言葉だそうです。

山田耕筰の自伝は読んでいたはずなのに、私は読み飛ばしていました。

この言葉が、五嶋靖弘 著『心豊かで生き方上手になる名言集』の一番最後に紹介されていて、「あっ!そうだったんだ!」と気づいたのですが、山田耕筰が苦悩していた西洋音楽と日本の融合について、彼の心の叫びがこの1文に込められていたのだなぁと思いました。

生活のなかにある日本人のアクセント。これを崩すことなく、メロディに組み込んでいった。何事もかぶれては無理が生ずる。それは独り善がりの滑稽しか生まない。本当の芸術も日本の日常を生活するところからしか生まれないのだ。

五嶋靖弘 著『心豊かで生き方上手になる名言集』 p.158

生活が芸術の基礎にある。

そのことを忘れずに「創り出す」ことをしていかないといけないのだと、改めて気づかされたのでした。

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