自分の頭で考えろ
20代の頃に転職したボストンコンサルティンググループでは、毎日のように言われました。
考え続けるってすごく体力を使うことなのだと知ったのは、そのころでした。
そして、考え続けられるようにするために、一生懸命に体作りに励みました。
考えられるようにするために、体力を養い、きちんと寝て、頭をすっきりさせる。そして、脳にきちんと栄養が行くように、糖分を適度にとる(間違っても、ロカボダイエットはやりません!)。
実は、考え続けられるようにするためには、そういう基本的なことが大事だったと痛感したのは、リーマンショックの時でした。ともすると、ぴーっという音とともに思考停止に陥りそうになる中、必死で考えて、考えて、考え続けて、当時自分たちが考えられる一番いい答えを導き出したと思っています。
また、ココ・シャネルがいうように、声に出すことも大事。
声を出して初めて物事が動き始めるのだから、出さないと何も始まらない。けれども、出して叩かれる可能性もあるわけ。それでもそこを乗り越えていかないと、何も生み出せない。そんなことを教えてくれる言葉です。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。