こだまでしょうか、いいえ、誰でも

3.11の後、ACの広告で流れていたことで、広く一般に知られることになった金子みすゞさんの「こだまでしょうか」。

中田喜直先生の曲でこの歌を歌う時は、いつも2人の人を頭の中でイメージしながら歌っています。最初は、本当のこだまのように歌うことを考えて練習していたのですが、「もう遊ばないって言うと遊ばないって言う」の1行があり、完全にこだまになっていないことの意味を考えたとき、そして、最後の「いいえ 誰でも」のところから、2人の人をイメージするようになりました。そして、どんな2人組だろうと想像しながら、歌い分けてみては、しっくりくるものを探します。ここ最近は、小学校1-2年生のお姉ちゃんと、4歳くらいの妹をイメージしながら歌うことが多いです。

詩の世界を表現するとき、作者に直接問えるのであれば、問うのですが、そうでない時は、どんな気持ちで書いたのだろう、この言葉はなぜこの言葉になったんだろう、など、いろいろと考えながら、想像しながら解釈しています。

関連記事

  1. それでも、「インスピレーション」は、私の横に座って、努力してくれていま…

  2. 真実とは想像力の所産だ

  3. 朝やけ小やけだ大漁だ…何万のいわしのとむらいするだろう

  4. 私は何も発明しない、再発見するだけだ

  5. 最終的に私たちを救うのは、芸術家であり、蝕知者であり、思想家だ。

  6. かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていなくちゃ

  7. 私たちは過去を振り返ることによってではなく、未来に対する責任によって賢…

  8. 発明と発見の歴史から学んだことが一つあるとすれば、それは、長い目で見れ…

2025年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート