3.11の後、ACの広告で流れていたことで、広く一般に知られることになった金子みすゞさんの「こだまでしょうか」。
中田喜直先生の曲でこの歌を歌う時は、いつも2人の人を頭の中でイメージしながら歌っています。最初は、本当のこだまのように歌うことを考えて練習していたのですが、「もう遊ばないって言うと遊ばないって言う」の1行があり、完全にこだまになっていないことの意味を考えたとき、そして、最後の「いいえ 誰でも」のところから、2人の人をイメージするようになりました。そして、どんな2人組だろうと想像しながら、歌い分けてみては、しっくりくるものを探します。ここ最近は、小学校1-2年生のお姉ちゃんと、4歳くらいの妹をイメージしながら歌うことが多いです。
詩の世界を表現するとき、作者に直接問えるのであれば、問うのですが、そうでない時は、どんな気持ちで書いたのだろう、この言葉はなぜこの言葉になったんだろう、など、いろいろと考えながら、想像しながら解釈しています。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。