新しいアイディアには、次の3つの時期がある

アーサー・C・クラークさんの言葉の中で、好きなものを1つだけ挙げてくださいと言われたら、たぶんこれを挙げると思います。

新しいアイディアには、次の3つの時期がある。
1)できるわけがない。
2)たぶんできるだろうが、やる価値はない。
3)最初からいいアイディアだとわかっていた!

アーサー・C・クラーク

特にチームで討議しているときに、この3つはよく出現します。

新しいアイディアを思いついた時、最初にチームの誰かが「いいアイディアだけど・・・できるわけないよね」と言います。思いついた人がなんとしても実現してやる!と思い、あれこれ画策していると、しばらくすると他の人がこんなことをいいます。「たぶんできるだろうけど・・・うちの会社がやる価値があるの?ベンチャーならわかるけど」と水をさすこともしばしば。それにめげずにやり抜き、事業がローンチし、次々と利用者が増えていった後、しばらくしてから上司の人がこんなことを言い出します。「最初からいいアイディアだとわかっていた!」

数多くのベンチャーや新規事業を立ち上げる中で、孤立無援になったこともありました。
「地下に潜ります」と言って、他のプロジェクトをやりながら、こっそりとプロジェクトを進めていったこともあります。そして、最初の顧客が見つかり、クチコミでどんどん広がっていった時に、上司に呼ばれてこういわれました。「お前がプロジェクトをこっそりかくれてやっていたことを知っていたよ。いいアイディアだと思っていたからね。陰ながら応援していた。」(うそだぁ~と私が心の中で思ったのはお気づきの通りです)

結局のところ、自分の中でも、他人の中でも、完成したり、成功するまでは、「できるわけない」「価値があるのか?」などの疑問が沸き上がるわけですが、それを無視して突き進んだ先にしか、成功はないのです。

あなたの中に湧き上がる声を無視して、思いついたアイディアを形にしてみましょう!!

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