本研究会の代表幹事である私、浅井由剛さん、阪井和男先生の3人で、2018年3月にアート思考の定義や必要となるスキルセットを洗い出した際、私たちは、アート思考では、自分の気持ちだけでなく、社会との距離をどう測りそれを打ち出していくのかや、未来を考えながら創り出していく必要性を説きました。
2015年から3年以上の時間をかけて、アート思考について、阪井先生と定期的にディスカッションをしてきたのですが、この時に、私はいろいろな人の顔を思い浮かべたりしていたのですが、何度もショーの言葉が頭をよぎりました。
私たちは過去を振り返ることによってではなく、未来に対する責任によって賢くなるのだ。
ジョージ・バーナード・ショー
創造するには、過去だけでなく、未来を考える必要がある。
創造性豊かな人たちに共通しているのは、未来思考であるともいえるでしょう。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。