50年周期で経済発展する(コンドラチェフ周期)と言われていますが、次は発展じゃなくて移転して再起動するんじゃないかと思います。
移転とはどういうことかというと、、
火星に移転→イーロン・マスク
メタバースに移転→ザッカーバーグ
新しい社会構築、フォロンティアを求めて地球と物理社会からの逸脱が起きてる。
SFじゃない?って思っている人は気が付いていないだけかもしれません。
常時接続が当たり前になっている現代では多くの若者はすでに実社会よりオンラインで生活しています。
オンライン戦闘ゲーム「荒野行動」は1日1回やってますが、いつも知ってる人がいます。実社会の行きつけのバーみたいなもので、そこで出会ってコミュニケーションするのが当たり前で、そこでは戦闘とインセンティブが目的ですがメタバース空間では実社会とは違うコミュニケーションと人間関係が構築されていきます。それこそ戦友から人間関係が生まれます。仮想空間で出会って恋が芽生えることも当たり前にあります。
なぜ今アートが重要か?というと、NFT投機で盛り上がっていることは本質から逸脱していくので別として、創造性の重要度が増しているということが言えます。
テクノロジーが生み出したSNSやメタバースといったプラットフォームが極めて人の心に作用するツールになってきました。現実的でわかりやすい例はTwitterの投稿で自殺するひとがいることです。これはテクノロジーで共有化された文字の暴力なわけです。見ず知らずの人がTwitterというプラットフォームで人の心を壊すこともできる。これは表層的なものだけど、人間の社会自体がミラーワールドつまり、現実社会の分身のようなってくることでもっと深層的な部分にテクノロジーが侵食してきます。だからこそ人の心の領域が重要になります。仮想社会では自分の家も友達も経済すら自分の創造力で生み出すことができます。
全ての人が社会を思う様に作ることができる。そこに人の心、良い意味での「自分軸」がなければオンラインに生み出される社会も現実社会の様に腐ったエゴの世界になる。そうならないために人間性とテクノロジーがどのようにつきあていくか、倫理観や道徳感と言ったものがこれから創造される仮想社会にどのように反映されるかがとても重要な局面になってきたと言えます。
アートは人が表現を始めた時から人の内面を映す鏡のような物でした。
だからこそアート=創造性をもっとたかめて本質を語る必要があると思います。
1966年生まれ、日本大学芸術学部 演劇学科卒業。
アート×デザイン思考講師/ トヨタ自動車から内閣府まで新規事業開発専門のフリーエージェントを経て公益代理店 一般社団法人i-baを設立。熊本大学「地方創生とSDGs」/京都芸術大学「縄文からAIまでのアート思考」非常勤講師。地域デザイン学会 参与。FreedomSunset@江ノ島主催。DJ/トランペッター。逗子アートフェスティバル2017・2020プロデューサー。
◆アート×デザイン思考入門と実践
アート思考の入門編と実践編をスキルシェアサイト「ストリートアカデミー」でZOOMによるオンライン開催をしています。
◆いつでも学べるUdemyのオンライン講座
2時間を超えるアート×デザイン思考のセミナーをオンライン学習サイトudemyに公開しました。
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