【AIと夢十夜】

AIに仕事を奪われる。

最近よく聞きます。間違いなくそうなっていくでしょう。奪われない仕事とは?その答えを夏目漱石の「夢十夜」に見つけました。

ファーストリテイリング社(ユニクロ)が物流倉庫にAI導入で9割省人化を発表しました。誰でも出来る事は機械がする仕事になっていきます。奪う奪われるというより、いかに共存するかなんですが、それはさておき、、

好きな本に夏目漱石の「夢十夜」があります。「こんな夢を見た」という書き出しで始まる十話の夢の物語です。中でも「第六夜」で運慶が仁王を掘るという話がとても好きです。


『運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいると云う評判だから…』運慶が仁王像を巧みに彫るのを見に行くと隣の男が「あれは眉や鼻を鑿(のみ)で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋(うま)っているのを、鑿と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。」と言います。

運慶は巧みな技術で仁王を掘っているのではなく、仁王が埋まっている木を見つけているのだと、、この話に衝撃を受けました。巧みとは技術を超えて、未来に存在している仁王像を多くの木の中から探し出すことだと・・

これは漱石の夢の話ですが、もしかしたら芸術家や発明家は技術や知識を超えて未知の作品や発明を掘りだしているのではないか?そこに何かがあることを予見して掘り続けているのいではないか、、そして、その域に到達すえると技術を越えてまだ見ぬ未来の姿を掘り出しているのではないか、、テクノロジーつまり技術がどれだけ進んでもAIに仁王が埋まってる木を探し当てることはできないでしょう。

ここに、AIには到達し得ない芸術の真髄がある。と感じます。

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柴田”shiba”雄一郎 Edit profile

1966年生まれ、日本大学芸術学部 演劇学科卒業。
アート×デザイン思考講師/ トヨタ自動車から内閣府まで新規事業開発専門のフリーエージェントを経て公益代理店 一般社団法人i-baを設立。熊本大学「地方創生とSDGs」/京都芸術大学「縄文からAIまでのアート思考」非常勤講師。地域デザイン学会 参与。FreedomSunset@江ノ島主催。DJ/トランペッター。逗子アートフェスティバル2017・2020プロデューサー。www.street-academy.com/steachers/95580





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