今月は、ココ・シャネルの言葉をご紹介します。
コルセットやペチコートが当たり前だった時代に、コルセットやペチコートを脱ぎ捨て、ミニスカートをデザインしたり、当時は喪服として使われていた黒をリトルブラックドレスというフォーマルやパーティ、ビジネスの場に使える服として女性の必需品と呼ばれるまでに変えてしまったのが、ココ・シャネル。
男性の下着に使われていたジャージが動きやすいという理由で女性のドレスに使ったのもシャネルです。
既成概念にとらわれず、女性をより美しく、より動きやすく、より魅力的にする服を作り続けました。その彼女の言葉から、既成概念にとらわれない創造性について、ヒントを得られたらと思い、選びました。
「流れに逆らう」と、叩かれもして、辛い思いもします。勇気も必要です。それでも、自分が信じる道を行くために、流れに逆らう必要があるのであれば、逆らうことで、やり続ける強さも得られるのです。シャネルは、既成概念にとらわれなかったことで、当時の非常識をどんどん取り入れ、女性が自由に生きていけるような素敵な服を次々と作りましたが、非常識だと思う人たちから冷たくあしらわれたことは一度や二度ではありません。それでも、自分が信じる道を行くことで、強さも得られたし、多くの女性に自由も与えてくれたと思います。
既成概念にとらわれず、自分が思うものを創り出す。
そんなシャネルに憧れます。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。