「恐れ」よりも「好奇心」を原動力とする。

私が大好きな本はたくさんあるのですが、創造的な生き方について書いた本でおススメを聞かれたら間違いなくあげるのが、この本、エリザベス・ギルバート著『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』です。

エリザベス・ギルバートさんは、2010年にジュリア・ロバーツ主演で映画化された『食べて、祈って、恋をして』を書いた方です。(『食べて、祈って、恋をして』を読みたい方は、2020年に原著刊行10周年を記念して発表された「十年目のまえがき」がはいった新版をおススメします!)

今月は、エリザベス・ギルバートさんのこの本 『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』 や『食べて、祈って、恋をして』にインスパイアされた言葉をご紹介します。

今日ご紹介するのは、 『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』 のP22の言葉です。

私は、もっと広い意味で「創造的生き方」という表現を使っています。
それは、「恐れ」よりも「好奇心」を原動力とする人生です。

エリザベス・ギルバート著『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』 P22

2006年に発表した『食べて、祈って、恋をして』 がベストセラーとなった後、2009年にTEDで「創造性をはぐくむには」というプレゼンをしています。

このプレゼンテーションなどを元に書かれた 『BIG MAGIC 「夢中になる」ことからはじめよう。』 では、創造的人生について語っています。

「好奇心」を原動力とする人生」をベースにすること。

私は、好奇心が強いねとよく言われるのですが、好奇心を持ち続けるためにやっていることってなんだろうと考えた時に、これでいいと自分の今に満足してしまわないこと、そして、いろんなことをとにかくやってみること、知ってみることをやめないことから好奇心をいろんなことに対して持ち続けられているんだなぁと思いました。

知らないから面白さがわからない。ならば、まず知るところからスタートしてみよう! 

そんな気軽さも大切ですね。

例えば、私はとっても虫が嫌いで、蝶が飛んでいるだけで、「きゃー蝶々!」と叫んでいたほどですが、知ることで自分が虫に対して興味を持つようになったなぁと思う出来事が最近ありました。

昨年、幼稚園に通う娘がツマグロヒョウモンにハマり、今年は家でツマグロヒョウモンを500匹育てて、研究したいことがあると言い出し、ドキドキしていたのですが、今年はツマグロヒョウモンがとても少なく、1匹も幼虫を見かけることがありませんでした。そのかわりに、アゲハの幼虫をあちこちで見かけるので、代わりにアゲハを飼ってみたいと言い出し、全部で40匹くらい捕まえて、育てました。アゲハの卵から、幼虫になり、脱皮をしていく姿を見て、最後はかわいいなぁと思うほどになりました。毎日お世話するって偉大ですね(笑)

すると、アゲハに興味が湧いてきたのです。アゲハにもいろいろな種類があることに気づき、それぞれがどんなところで暮らしているのかなど、街を娘と歩きながら、あそこにいるだの、ここにいるだの、こんなところにいるだの、気づくし、それについてどんどん調べていくのです。

娘は、いろいろな虫に興味を持っていて、ファーブル昆虫記もこの夏完読してしまいました。もちろん、未就学児ですから、私が読み聞かせをするんですが、以前の私だったら、「カマキリの話なんて読まない!」となっていたのでしょうが、面白いと思いながら読み、そして、カマキリを娘と一緒に街中探しまわったりしていたのです。

知る、経験する。

その値があがっていくと、好奇心につながるんだな。

そんなことを経験した夏となりました。

好奇心を原動力にする。

その裏には、知る、経験する、今に満足しない。そんな要素があるんですね。

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