まず型に入れ そして型から出よ

私が子どもの頃に習っていたピアノの先生が、斎藤先生の教え子だったこともあり、斎藤先生のお話は子どもの頃から何度も何度も聞いて育ちました。今月は、私の演奏に大きな影響を与えてくれた斎藤秀雄先生の言葉をご紹介したいと思います。

私は直接先生から教えを受けたわけではありませんが、成人してから手にしたこの斎藤先生の講義録は何度も何度も読み直しながら、自分の演奏に活かしてきました。

斎藤先生の教えの中で、私のピアノの先生がよく言っていたのは、タイトルのこの言葉です。

まず型に入れ 
そして型から出よ

斎藤秀雄

基本的なことをしっかりと身につける。

そのために、基本のレッスンをおろそかにしない。

どんなに忙しかろうが、休みがとりたいと思う日があろうが、基礎をしっかりとやる。

それができて初めて、新しいことができる。

独自性を出していくにも、基本ができていなければできないのだと先生から何度も言われましたが、演奏を続けていくにつれて、この基礎がしっかりできているかどうかがその後の成長に大きく影響するのだと痛感しています。

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