今月は、1935年にアメリカのシカゴでレオ・バーネットという広告会社を創業したレオ・バーネットの言葉をシェアします。
レオ・バーネットは、1999年にはTIMEの20世紀のもっとも影響力のある100人に選ばれ、米国ではとても有名な人でした。
レオ・バーネットは、良い広告を作ることへの強いこだわりを持っていて、彼の会社はそれを実践してきました。
レオ・バーネット社が手掛けた広告で話題となった次のようなものがあります。
Unitedの「Fly the Friendly Skies」やイギリスのマクドナルドの”If you’re awake, we’re awake”キャンペーンなどです。
最近、アート思考とデザイン思考がよく対比され、その中で、アートとデザイン・広告もよく対比されていると感じており、違和感を持っています。
広告だからダメ、デザインだからダメ、アートでなければいけない。
というわけではなく、アウトプットの形を問わず、創造性について学ぶ点は創造的なものであれば、どこにでもあると私は思っています。
そこで、今回は、広告業界の巨匠、レオ・バーネットを取り上げることにしました。
冒頭のレオ・バーネットの言葉、「ありとあらゆる人生への好奇心が、偉大な創造者たちの秘密だと思う」は、多くの創造的な人に共通することを語っていると思います。
好奇心
これがキーワードですね!
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。