ちゅうちゅうとなげき悲しむ声聴けば鼠の地獄猫の極楽

世の中には、何にでもプラスとマイナスがある。しかし、よく考えると
お互い支え合っており、支え合うところに創造が生まれる。

「ちゅうちゅうとなげき悲しむ声聴けば鼠の地獄猫の極楽」(尊徳)

二宮尊徳と創造経営』p.110

第4章では、「動物からコミュニケーションを学ぶ」というテーマで、二宮尊徳の教えを田村新吾氏は解説しています。

今日取り上げている「猫の極楽は鼠の地獄なのだ」では、田村氏は、相反するもの同士から創造が生まれる事例をあげています。「相反するものでも支え合っていると考えれば、発明、発見にもつながるし、世界平和にも生かせる」と、説いています。

2019年にビジネス・ラウンドテーブルの株主至上主義との決別が話題になり、本研究会でも、どうやったらオールステイクホルダーでイノベーションが創出できるかという議論がかなりありました。

二宮尊徳の「全楽」を再考することで、現代の解が出てくるように思います。

関連記事

  1. 体験済みの未来なんか、ひとつもない。ダメかどうかは、やってみなきゃ分か…

  2. 飢饉の予兆は自然が教えてくれるのだ

  3. 知識の極みのさきには、神秘の世界がある。

  4. なぜ物事は起こるのか、そしてどのように起こるのか?… 物語…

  5. ひとりで散歩したり、ひとりでご飯を食べたり、ひとりでイラストを書いたり…

  6. 可能領域を見極めるには、その境界を超えて不可能領域に踏み込んでいくしか…

  7. 新しいアイディアには、次の3つの時期がある

  8. 私は、何ヶ月も何年も考え続ける。99回、その結論は正しくないが、100…

2025年10月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート