芸術に決して完成ということはない。途中で見切りをつけたものがあるだけだ。

この言葉に異議を唱えるアーティストはあまりいないのではないかと思います。

私は音楽の方ですが、完成と言える演奏など今までに一つとしてなく、テレビで流れた曲も、コンサートで演奏したものを録音して販売したCDも、どれも「作品」にはなってはいるのですが、完成したとは思えません。

CDをリリースした直後に、先生にあそこがイヤだ、ここがイヤだ、という話をしていたら、「そういう気持ちがなくなったときに、アーティストとして終わりが来るから、そのイヤだって気持ちをばねにして練習しつづけてね」と言われたことがありました。

画家の幼馴染と話をしても、同じようなことを言っているので、アーティストは皆、同じような思いを抱えながら生きているのでしょう。

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