芸術に決して完成ということはない。途中で見切りをつけたものがあるだけだ。

この言葉に異議を唱えるアーティストはあまりいないのではないかと思います。

私は音楽の方ですが、完成と言える演奏など今までに一つとしてなく、テレビで流れた曲も、コンサートで演奏したものを録音して販売したCDも、どれも「作品」にはなってはいるのですが、完成したとは思えません。

CDをリリースした直後に、先生にあそこがイヤだ、ここがイヤだ、という話をしていたら、「そういう気持ちがなくなったときに、アーティストとして終わりが来るから、そのイヤだって気持ちをばねにして練習しつづけてね」と言われたことがありました。

画家の幼馴染と話をしても、同じようなことを言っているので、アーティストは皆、同じような思いを抱えながら生きているのでしょう。

関連記事

  1. それでも、「インスピレーション」は、私の横に座って、努力してくれていま…

  2. コピーする人は、協業しない

  3. 良い広告というのは単に情報を広めるだけではない。それは願望と信念によっ…

  4. すべての子どもは生まれながらにしてアーティストだ。問題は、大人になって…

  5. 自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない。

  6. 新しい芽を育てる。これが人間の一番美しいところ。

  7. 未完を楽しむ

  8. 過去から学び、今日のために生き、明日に希望をもちなさい。大切なことは、…

2025年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート