新規事業を立ち上げる仕事を長くしていると、「どうやって未来を予測するのですか?」という質問に多く出会います。
確かにある程度の未来予測はするのですが、最終的には、自分たちが作ったものが未来になっていく。だから、未来予測はある程度までにして、どんな未来を自分たちが作りたいのか。そして、その未来に対して今自分たちはどんな事業を立ち上げるのか。そこにフォーカスし、手を動かして創り上げていくことの大切さを常にお話しています。
このアート思考研究会で定義しているアート思考のプロセスでも、未来を見ますが、未来を見て、そこへの距離を考えて、その間をどう埋めていくかということも検討しますが、最終的には、いろいろ考えて創り出しす。それに尽きます。それを1回だけでなく、何度も何度もやり続けること、これがアート思考なのです。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。