今月は、私がGEで働いていた時にCEOだったジェフ・イメルトの言葉を紹介しています。
情熱と勇気をもって一生懸命働こう。
人生は貢献という名のマラソンだ。
本当に何かを成し遂げるためには一生懸命働かないといけない。・・・・・・
あなたの情熱を見つけてそれを上手にできるようにしよう。
ジェフ・イメルト
事業開発の仕事は、イノベーションを生み出し続けることが求められていて、しかし上場企業における成功率はわずか5%。一生懸命働いてもプロジェクトの95%は日の目を見ない。
それでも、情熱と勇気をもって一生懸命働き続けなければならない。
それをどうやってやるのか?
1つは、会社のミッションと自分のミッションが合う場所でやることです。
会社のミッションと自分のミッションが合うところで新規事業を起こそうとすると、実現する方法をしつこく探し続けることができると、これまでにいろいろな企業で事業開発がうまく行っている企業を分析した結果、見えてきました。
もう1つは、明るく素直に人の意見を聞くこと。
自分が立ち上げようとしているものに対して、フィードバックをくれる人は必ずいて、それを明るく素直に聞けるかどうかというのはすごく大事なことだと思います。じめじめっとしていたら、フィードバックをする方も気がめいりますし、素直に聞けない人には、1回は言ってくれても、2回目・3回目はありません。
情熱と勇気をもって一生懸命に働くというのはそういう意味も含まれているのだなぁと思っています。
戦略・事業開発コンサルタント、声楽家、アート思考研究会代表幹事
イリノイ大学在学中に、世界初のウェブブラウザ―であるNCSA Mosaicプロジェクトに参加後、世界初の音楽ダウンロードサービスやインターネット映画広告サービス等の数多くの新規事業を立ち上げ、インターネット・エンジニアのキャリアを重ねる。ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタント、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長を歴任。2012年に独立し、戦略・事業開発コンサルティングを行う会社Leonessaを設立。明治大学サービス創新研究所客員研究員。声楽家としても活躍し、TV朝日「題名のない音楽会」では「奇跡のハイヴォイス」と評される。国際芸術連盟専門家会員。
子どもの不登校をきっかけに、大学で心理学を学び、認定心理士、不登校支援カウンセラー、上級心理カウンセラー、Therapeutic Art Life Coachなどを取得、心のレジリエンスとアート思考の融合を模索中。
著書
- 『ミリオネーゼの仕事術【入門】』
- 『自由に働くための仕事のルール』
- 『自由に働くための出世のルール』
- 『考えながら走る』など多数。