早稲田大学日本橋キャンパス WASEDA NEOで開催されている『13歳からのアート思考』の著者、末永幸歩さんが講師をつとめる、「手を使って「アート思考する6日間の実践講座」(「自分だけの答えを見つける「アート思考」体験講座」の続編)に参加しています。。
全6回のコースで、2020年10月31日からスタートしたものを、6回に渡り、体験記としてレポートしています。今回は6回目の1回です。
講座の概要
自分なりの視点で物事を捉えて、自分だけの答えをつくりだす「アート思考」を、作品制作を通して身につけるワークショップ
「アート思考」を身につけたい!
どうやって「探究の根」を伸ばしたらいいのだろう?
既成概念を取り払うには…?
「アート思考」について“頭”で考えたあとは、“手”を使って制作をすることで、思考をさらに深めます。
『13歳からのアート思考』の著者であり、東京学芸大学附属国際中等教育学校をはじめとする国公立中学校・高校で美術教師をしてきた講師とともに、作品制作ワークショップで「アート思考」を身に付けます。
セミナーの流れ
既に決められた4、5人のグループの席に分かれて、クラス開始。
末永さんから前半のZoomクラスでの話と、そこから連続して参加しているメンバーの紹介がありました。
まず、前半でも行った座学:「なぜ今アート思考?アートの歴史」の話を聞き、その中で実際にワークショップ:「(絵を見た)アウトプット鑑賞」を行いました。
アウトプット鑑賞作品
その後、各グループ単位の「色を使って自己紹介」があり、画用紙にそれぞれ絵を描いて、グループ内で自己紹介を行いました。
最後に全体発表でグループの代表者が絵を使って「色による自己紹介」を行いました。
講座の感想
Zoomとリアルクラスの違い
前半のZoomデジタル1点空間と変わって、実際の手に触れられる空間で自己紹介を行いました。
個人的にコロナ禍が始まって、初めてのリアル空間でのセミナーだったので新鮮でした。
Zoomでは限られた四角の枠の中で、やり取りしていたので、来ている服とか声など、こうやってコミュニケーションしていたんだなぁと。
実際に話をしたり、色々な道具を使えるところはいいのですが、アウトプット鑑賞で自分の思いをつぶやくところは、Zoomのチャット機能の方が適していると感じるなど、それぞれの良し悪しの比較ができて面白かったです。
色を使った自己紹介
各グループのテーブルに、色鉛筆/クレヨン/絵の具/マスキングテープ/折り紙など、さまざまな文房具が置かれていたので、その道具を使って画用紙に描いて行きました。
普通のビジネスパーソンのセミナーでは躊躇する人が多いのですが、参加したメンバーのやる気?慣れている感?は高く、黙々と限られた時間内で絵を描いていました。
個人的に「色で表現」とお題を出されても、絵になってしまうなぁと。
こんなに道具があるので。何となく「人間は視覚的に”色よりも線の方を優先する”」ように感じました。
他のメンバーも色で表現している人はおらず、絵で表現しようと、クレヨンで四角や丸を描いたり、絵の具を垂らして太陽を描いていました。
そして私の絵は「左脳(青)と右脳(オレンジ)を循環することで、新しい発見をできることを目指しているイメージ」になりましたまた描いているうちに「自分1人のことだけではなく『周りにいる色の異なる皆さんとつながることを求めている』こと」に気がついて追記したことで、最終的に太陽?球根のような形になりました。
SAS Institute Japan Ltd.
APAC マーケティングサイエンスチーム / データアナリスト
(以前はコンサルタント/データサイエンティストとして主に銀行でプロジェクトをしていました)
- 研究会への参加動機
- データ分析と対極に言われるデザイン思考/アート思考に興味を持ち、複数の本とセミナーに参加
- その後、現在の抽象的な思考のコミュニケーションが文字や対面の会話でしか行えないことが、ミスコミュニケーションの原因になっていると考え始める
- XRで伝えたい体験自体を共有するコミュニケーションができれば解決できるのではないかか?と妄想し、XR仮想体験空間構築の準備として、実空間の構築を学ぶために、京都造形芸術大学の空間演出デザイン学科(通信)で子育て/大学生/仕事と3足の草鞋で学び始める