日時: 2021年6月27日(日)午後1時~3時
場所: オンライン(zoomで行う予定です)
今回は、大坂学院大学 名誉教授の中川徹先生をお招きして、表題でのレクチャー &ディスカッションを行います。
事前にご登録いただいた方には配信の前日までに視聴方法 をご連絡いたします。
参加方法: Peatixでのお申込みとなります。
【講師・ファシリテーター】
講師:大阪学院大学 名誉教授、『TRIZホームページ』編集者 中川 徹 先生
プロフィール:
東京大学理学部化学教室 (学部-大学院-助手) (1963卒 – 1980)
物理化学 分子分光学の実験と解析、(最小二乗法標準プログラムSALS)
富士通/富士通研究所 (1980 — 1998)
情報科学 ソフトウエア品質管理 (国際交流、特許推進)(TRIZ 1997 ~)
大阪学院大学 教授(情報学部) (1998.4 – 2012. 3)
TRIZの研究・教育・普及活動
『TRIZホームページ 』 (“TRIZ Home Page in Japan”) 創設・編集
大阪学院大学 名誉教授 (2012. 4 ~ )
TRIZの研究・普及活動を継続
ファシリテーター: アート思考研究会幹事
【講演内容】
問題意識:
問題解決/課題達成を創造的に行うための方法が、永年に渡って研究され、多数の多様なものが開発・実践されてきました。現在バラバラなそれらの全体を、まとめる骨格になる方式(パラダイム)がないのか?統合した一般的な方法論ができないのか?それを簡潔に実践するプロセスはどんなものか?
考察と研究の過程:
(1)科学技術の基本的な方法(抽象化の「4箱方式」)は、既存モデル外には適用しがたく、多様な「創造性技法」も、「ヒント」を探し、「ひらめき」を得ることに依存しています。
(2) 旧ソ連で開発された「TRIZ(発明問題解決の理論)」が、特許などの分析から、科学技術を活用する知識ベースの体系を作り、技術分野全般に使える形で発明のための思考法を作りました。90年代以後に世界に広がってきています。
(3) TRIZの影響下に、米国で問題解決の簡潔な一貫プロセス「USIT(統合的構造化発明思考法)」が開発され、日本に導入されて発展しました。
(4) USITで得られた「6箱方式」が、「創造的な問題解決の一般的方法」(CrePS)のための基本的なパラダイムになることを認識し、TRIZ/USITをベースに従来の多様な「創造性技法」を吸収・統合できると、中川が提唱しています。
現在の結論と提唱:
「6箱方式」が、創造的な問題解決のための基本の「パラダイム」です。
そのパラダイムに基づく「創造的な問題解決の一般的な方法論」を「CrePS(クレプス)」と命名しました。
「USIT(ユーシット)」が、それを簡潔に実践するプロセスです。
本講演では、上記の発展を解説し、身近な例題で(3)(4)の方法を示します。
【料金】
無料
【対象】
学生、研究者、ビジネスパーソンなど、アート思考に興味 のある方は、どなたでも参加可能です
【発表資料や録画について】
研究会の発表資料や録画(講師の許可が得られた場合)は 、研究会会員にのみ後日デジタルでシェアをしています。
研究会に入会(無料)するには、こちらからエントリーください。
【禁止事項】
録画・録音・写真撮影は禁止とさせていただきます。
登壇者、参加者、主催者に対して迷惑になる行為(つきまといや強引な勧誘活動など)を一切禁止します。
万が一、このような行為が起こった場合は、途中退場して いただきます。
後日、主催者に迷惑行為についてクレームがあがった場合は、本人のみならず、所属する団体(会社)の方も以後の イベントへのご参加はお断りいたします。
【参加方法のご案内について】
開催2日前までに、参加者の皆さまにはZoomのアクセス情報をPeatixメールにてお送りいたします。もしご案内が来ていない場合は、開催日前日13時までに、admin★artthinkingjapan.org (★を@にご変換ください)までメールにてご連絡ください。当日の場合、運営スタッフの対応ができない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
【主催】
明治大学サービス創新研究所 アート思考研究会