
アート思考とは何かと言えば、実はとてもシンプルな発想法です。。
芸術家がどれだけ特別なことをする人なのか?その特別な人と皆さんがどれだけかけ離れているか?
答えは、ほぼあなたと一緒だと私は思っています。
なぜなら、ピカソは人はだれでも芸術家であったと言います。大人になるにつれてその能力を忘れてしまっただけなんです。つまり、すべての人はアーティストである。または、アーティストであった。潜在的な能力なのです。
今までにない新しいものを生み出す能力。アート思考という思考法は、常に私が仕事でやってきた事であって、それは常に無意識のうちに行われた思考プロセスで、それこそ衣食住の様に自分の生活にあったものでした。アート思考という思考法を人に話す事が生業になった時にはじめて、いかにその原理を見つけて人に伝わりやすい言葉にして腹落ちの良い説明をしようか、、と考え、アート思考を説明する根拠や説得力につながる本を読んでみました。
イタリアの社会学者のヴィルフレド・パレートは「20パーセント・80パーセント法則」とも呼ばれる「パレードの法則」を発見しました。
<経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している>。簡単に言えばある事に関する本を読まなければ行けないとき、100冊の関連する本があれば上位20パーセントにあたる本を読めば、知りたいことの80パーセントを理解した事になる。というものです。
例えばダイエットしたいとしましょう。それに関する本を100冊中20冊読めば、ダイエットの原理は誰にでもわかってきます。
単純な話、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば良い。
これだけ、これが原理です。その方法は様々ですが、基本は同じ事です。
こんな簡単な原理なのに人はなぜ肥満を解消できないのでしょう?Amazonでダイエットの本を検索すると実に4万冊ある事がわかります。人はこの単純な事を実行する為に4万通りの方法を提案しています。
要は原理・原則はとてもシンプルで手法あるいは方法は様々。
問題は方法ではなく原理・原則をいかに我が物にして実行するか、しないか。
これだけです。
さて、話をアート思考に戻しましょう。人前で話す事になり、自分のしてきた思考法を説明する根拠となりそうな本を読み漁った結果、発想法の原理はとてもシンプルで、100冊読まずとも、表現の違いはあってもほぼ同じ事を言っています。アート思考に限定すれば20冊いかないかもしれませんが、デザイン思考、右脳思考、クリエイティブ思考、、それに類する本はだいたい同じ原理原則を書いて言います。
自分のアート思考セミナーで話しているのは、、
①ときめき(感動)の集積
感動や興味の要素をたくさん見つけ蓄える
②部分ではなく全体を見る
固定概念やバイアスに縛られない
③組み合わせる妄想力
①どうやって物語化するか
これだけです。これは例えば、広告1940年に出版され数十年間売れ続けている知的発想法の古典とも言えるロングセラー、ジェームス・W・ヤングの「アイデアの作り方」では
- アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
- 既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい
①データ集め
②データの咀嚼
③データの組み合わせ
④ユーレカ(発見した!)の瞬間
⑤アイデアのチェック
と説明し、アート思考のカリスマ、スティーブ・ジョブズも
「創造性とはものごとを「結びつけること」に過ぎない。
過去の経験をつなぎあわせ、新しいものを統合する」といっています。
これらの才能は訓練で向上させることが可能であるとも書かれています。
日々、常に様々なものに好奇心を持ち、感動し観察力と洞察力をもって物事を見つめその感動を忘れないように蓄積していく。これを続けていくうちにいつの日かそれらが組み合わさって降りてくる、これが直感や閃きです。
そこからはダイエットの実行と同じです。要は原理・原則を実行し続けられるか?
アート思考のセミナーを対面、オンラインでのべ2000人近く相手にしていると、だいたい相手の人がその状態(アート思考の入り口)に近いか、遠いかが顔つきでわかります。最初から難しい顔をしていて最後まで首をかしげる人、批判的精神は大事ですが、そこで思考が停止している様です。そんなに難しいことは話していません。素直に「なるほど〜」と感動できる人はアート思考への扉が開いているといえます。
そして、実行したか。私の講義を聞いてから毎日30分自分の内面と対話しメモを取り続けたある人は、半年後ものすごい勢いで新しいビジョンを提案し注目を浴び、まさにアート思考で新しい概念や価値を生み出しています。
ただ、社会が複雑化して単純な原理をもっと俯瞰して見なければ本質が見えにくくなっているのは事実でしょう。
エンジンで走っていた頃の自動車はとてもシンプルで故障の原因はガス欠、部品の損傷、オイルの欠乏、、など目にで見えるものでした。ところが今は複雑な電子部品の問題が加わり単純に見て分かるものではなくなっています。
これは社会も同じで、1つの事象は複雑に絡み合って世界が動いています。
だからこそ、今まで以上に単なる知識ではなく経験値や多くの感動、つまり有機的な記憶をたくさん蓄えておく必要があります。この複雑な環境から新しいモノを生み出すにはそれなりの経験や多くの要素を内蔵した思考法が必要になってくるのです。
私のセミナーでは、この創造性を実際にその場で発揮してもらいます。これはとても簡単で誰にもできる方法で一瞬で自分自身が創造性豊かなアーティストであることを思い出すことができます。
◆アート×デザイン思考入門と実践
アート思考の入門編と実践編をスキルシェアサイト「ストリートアカデミー」でZOOMによるオンライン開催をしています。
◆いつでも学べるUdemyのオンライン講座
2時間を超えるアート×デザイン思考のセミナーをオンライン学習サイトudemyに公開しました。
◆シバのツイッターはこちら(お気軽にフォローしてください)

1966年生まれ、日本大学芸術学部 演劇学科卒業。
アート×デザイン思考講師/ トヨタ自動車から内閣府まで新規事業開発専門のフリーエージェントを経て公益代理店 一般社団法人i-baを設立。熊本大学「地方創生とSDGs」/京都芸術大学「縄文からAIまでのアート思考」非常勤講師。地域デザイン学会 参与。FreedomSunset@江ノ島主催。DJ/トランペッター。逗子アートフェスティバル2017・2020プロデューサー。
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