【遊びと創造性】

私達は本当に遊んでいるのだろうか?

いつもゲームばかりしている小学生が公園で「鬼ごっこしよう!」と言い出しました。「鬼ごっこ」はまさに遊びの基本です。
【逃げる>追う>捕まえる】 という単純な目的の為に、走り回っているうちに「遊び」について考えました。

大人にとって「遊び」は「余暇の過ごし方」になり、基本的に子どもの「遊び」とは質も内容も異なってきます。「飲みに行く」「カラオケ」「映画鑑賞」等、比較的消費行動と結びついている様に思います。また、「遊び」は「労働」との対比でとらえられます。大人の遊びは「労働」との対比において消費行動によって自分を「充足させる」ことを意味していることが多い様に思いますが、一方で幼児の遊びをみると目的性や生産性がない事に気付きます。つまり、「遊び」自体が目的です。そこに生産性や評価や義務や報酬すらありません

「遊び」を社会的発達の段階でみると
・幼児期
 単純な行動で目的性や成果を伴わない遊び。
・小中学生以降
「遊び」によってルールや集団行動の規範を学ぶようになっていきます。
・大人の遊び
「労働」との対比としての「遊び」になり社会行動で失われた自我の充足になる。

太古の「遊び」は神との対話をする為に心を「空ろ(虚ろ)」にする事だったそうです。そこに神が降りてくる。これが「遊び」の本質の様に思えます。

心を虚ろ=空っぽにする。幼児の遊びは目的性も成果も求められず、ひたすら生産性のない事に没頭する。その時の心は「虚ろ=無心」である。そこから様々なモノを吸収しているのかもしれません。

思考に「虚ろ=無心」を持つ事で、そこにアイデアがおりてくる。
創造性はこの「遊び」によって生み出される「虚ろ」から生まれてくるのだと思います。充足を目的にした、消費行動としての「遊び」からではなく、いかに日常に「虚ろ」を作れる「遊び」=クリエイティブをしているかが大切だと思いました。大人の皆さん!遊びましょう!

アート×デザイン思考入門と実践
アート思考の入門編と実践編をスキルシェアサイト「ストリートアカデミー」でZOOMによるオンライン開催をしています。
いつでも学べるUdemyのオンライン講座 
2時間を超えるアート×デザイン思考のセミナーをオンライン学習サイトudemyに公開しました。
シバのツイッターはこちら(お気軽にフォローしてください)

柴田”shiba”雄一郎
1966年生まれ、日本大学芸術学部 演劇学科卒業。
アート×デザイン思考講師/ トヨタ自動車から内閣府まで新規事業開発専門のフリーエージェントを経て公益代理店 一般社団法人i-baを設立。熊本大学「地方創生とSDGs」/京都芸術大学「縄文からAIまでのアート思考」非常勤講師。地域デザイン学会 参与。FreedomSunset@江ノ島主催。DJ/トランペッター。逗子アートフェスティバル2017・2020プロデューサー。https://www.facebook.com/shiba.FreedomSunset/

関連記事

  1. 【ライゾマティクスのアート思考】

  2. 【創造性(妄想力)のワークショップ】

  3. 第26回 創造とアート(与謝野晶子の言葉から)

  4. 【世界トイレ化計画】

  5. 心の感覚の磨き方(2)虫の目を育てる

  6. 心の感覚の磨き方(4)自分の中にあるバイアスに気づく

  7. 第19回 意識を自分に向ける

  8. 第7回 虫の目と鳥の目、そして視点と視座の話

2026年9月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

入会案内

ご入会手続きはこちらから

献本について

献本をご希望の方はこちらへ

Archive

アート思考関連記事のツイート