「手を使って「アート思考」する6日間の実践講座」の体験記(1)

早稲田大学日本橋キャンパス WASEDA NEOで開催されている『13歳からのアート思考』の著者、末永幸歩さんが講師をつとめる、「手を使って「アート思考する6日間の実践講座」(「自分だけの答えを見つける「アート思考」体験講座」の続編)に参加しています。。

全6回のコースで、2020年10月31日からスタートしたものを、6回に渡り、体験記としてレポートしています。今回は6回目の1回です。

講座の概要

自分なりの視点で物事を捉えて、自分だけの答えをつくりだす「アート思考」を、作品制作を通して身につけるワークショップ

「アート思考」を身につけたい!

どうやって「探究の根」を伸ばしたらいいのだろう?

既成概念を取り払うには…?

「アート思考」について“頭”で考えたあとは、“手”を使って制作をすることで、思考をさらに深めます。

『13歳からのアート思考』の著者であり、東京学芸大学附属国際中等教育学校をはじめとする国公立中学校・高校で美術教師をしてきた講師とともに、作品制作ワークショップで「アート思考」を身に付けます。

セミナーの流れ

既に決められた4、5人のグループの席に分かれて、クラス開始。

末永さんから前半のZoomクラスでの話と、そこから連続して参加しているメンバーの紹介がありました。

まず、前半でも行った座学:「なぜ今アート思考?アートの歴史」の話を聞き、その中で実際にワークショップ:「(絵を見た)アウトプット鑑賞」を行いました。

アウトプット鑑賞作品

「印象・日の出」クロード・モネ(フランス)1840~1926 (出典: パブリックドメイン)

その後、各グループ単位の「色を使って自己紹介」があり、画用紙にそれぞれ絵を描いて、グループ内で自己紹介を行いました。

最後に全体発表でグループの代表者が絵を使って「色による自己紹介」を行いました。

講座の感想 

Zoomとリアルクラスの違い

前半のZoomデジタル1点空間と変わって、実際の手に触れられる空間で自己紹介を行いました。

個人的にコロナ禍が始まって、初めてのリアル空間でのセミナーだったので新鮮でした。

Zoomでは限られた四角の枠の中で、やり取りしていたので、来ている服とか声など、こうやってコミュニケーションしていたんだなぁと。

実際に話をしたり、色々な道具を使えるところはいいのですが、アウトプット鑑賞で自分の思いをつぶやくところは、Zoomのチャット機能の方が適していると感じるなど、それぞれの良し悪しの比較ができて面白かったです。

色を使った自己紹介

各グループのテーブルに、色鉛筆/クレヨン/絵の具/マスキングテープ/折り紙など、さまざまな文房具が置かれていたので、その道具を使って画用紙に描いて行きました。

普通のビジネスパーソンのセミナーでは躊躇する人が多いのですが、参加したメンバーのやる気?慣れている感?は高く、黙々と限られた時間内で絵を描いていました。

個人的に「色で表現」とお題を出されても、絵になってしまうなぁと。

こんなに道具があるので。何となく「人間は視覚的に”色よりも線の方を優先する”」ように感じました。

他のメンバーも色で表現している人はおらず、絵で表現しようと、クレヨンで四角や丸を描いたり、絵の具を垂らして太陽を描いていました。

そして私の絵は「左脳(青)と右脳(オレンジ)を循環することで、新しい発見をできることを目指しているイメージ」になりましたまた描いているうちに「自分1人のことだけではなく『周りにいる色の異なる皆さんとつながることを求めている』こと」に気がついて追記したことで、最終的に太陽?球根のような形になりました。

私の色自己紹介イメージ

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